極東ロシアでの

フェイス・イン・アクション聖書学校

ニュースレターの目標


信仰ミニストリーズのニュースレター 2000年5月

ミッションバラバ鈴木師、ロシア刑務所での伝道

鈴木先生、アリョーナ姉、アレクセイ牧師、常盤兄

主の御名を賛美します。
 皆さんへのレポートが遅くなっていて、申し訳有りません。4/23のリバイバル新聞をお読みになった方は、今回のロシア訪問の概要がお分かりになったかもしれませんが、新聞では多少カットされた所も有りましたので、全体をお伝えしたいと思います。

 前回のニュースレターでもお知らせしましたように、今回ミッションバラバの鈴木先生をフェイス・イン・アクション聖書学校にお招きすることができました。今回鈴木氏の招聘に至った経緯は、昨年の9月に常盤兄がウラジオストックを訪れた際に、ウラジオストック近郊の8つの刑務所内に教会をつくり、牧師をたてて全体を統括し、同聖書学校でも中心的な働きをしている伝道者のミーシャ(ミカエル)師から、「日本で同様な働きをしている器を是非招きたい」という要請を受けたことからはじまりました。そして昨年から準備を進め、今回ゴボルノバ・アリョーナ姉、中津扇城教会員浅野真理子姉、常盤兄を含めて4人での訪問となりました。

聖書学校で教える鈴木先生とアリョーナ通役者

 まず最初に皆さんにお伝えしたいことは、昨年のオークションで購入した軍の施設に関しては、聖書学校の皆さんが大変喜んでおられたということです。特にこの場をお借りして、皆さんの継続的なお祈りとまた惜しみないささげ物をロシアの皆さんが大変喜んでくださっていることを強調したいと思います。

浅野姉を証しました

 聖書学校に着いてすぐ、神学校のセルゲイ兄に軍の施設全体の説明と今後の修復工事などのビジョンについて、いろいろと説明していただきました。この詳細については今回ビデオを撮ってきましたので、ご希望の方は無料で配布致しますので、常盤までご連絡ください。ビデオを観て、今後のお祈りの材料としていただければと思います。また軍の施設全体の遠景の写真もありますので、これに関しても、常盤までご連絡ください。

牧師たちとともに食事


刑務所内での伝道集会

 今回の訪問では当初、3箇所の刑務所での伝道集会が予定されていましたが、前日になってそれぞれの刑務所に入ることができないという連絡を受けました。ミーシャ師を中心として皆心を合わせて祈った所、次の日に別のもう1つの刑務所へ入れる可能性があるという連絡を受けました。そこで私たちはアレクセイ牧師の車とミーシャ師の車2台に分乗して刑務所に向けて出発しました。ところが出発して10分ほど経った所で、刑務所に入るにはパスポート、ビザが必要であったのですが、通訳のアリョーナ姉がパスポートを忘れたことに気づいて、アレクセイ師の車で取りに帰ることになりました。刑務所へは140kmの道のりなのですが、ミーシャ師の車に乗っていた、鈴木師、浅野姉と私は刑務所の前で彼らの到着を待っていました。しかし約1時間待っていても彼らは現れず、祈りつつ刑務所の前で待つばかりでしたが、刑務所での約束の時間を過ぎてしまい、大変残念ではあったのですが、その近くにある刑務所を外から見学して、次回に道が開かれることを祈って帰途に着くことにしました。

刑務所所長とともに

 そうして別の刑務所(アルベルトビッチ刑務所)の外を歩いていたとき、たまたまそこに居合わせた刑務所の関係者の方にミーシャ師が話し掛けてみると、中を見学できる可能性があることを告げられました。そこで私たちはまず刑務所所長に会うこととなり、所長室へと向かいました。刑務所所長のエフレモフ・イゴール氏と服役者の教育担当長から日本の刑務所とミッションバラバの働きについて鈴木師が質問を受け、和やかな雰囲気で交わりがもたれました。その後刑務所の中を案内され、しかも刑務所内の教会で1時間の間メッセージをすることが許可されました。通常は刑務所所長はこうした集会には参加しないのですが、今回日本からの訪問者に心を開き、約50人の服役者とともに鈴木師のメッセージに耳を傾けまし。鈴木師はローマ書8:28を開き、前科があるということで集会が予定されていた米国へのビザが下りなくなった時、別の道が開かれて米大統領朝祷会に招かれてさらに優る道を神が開かれたという証を通して、「神に信頼をおくならば、人生に失敗したと思ってもやり直せるだけでなく、更に優る道を主が開いてくださる」と力強く語られました。同刑務所は 35才以下の犯罪者の入る刑務所で、服役者の殆どは 20代の将来ある青年達であり、多くの若者が鈴木師のメッセージに大きな喜びと希望を持って耳を傾けていたようです。集会が終わっても多くの服役者の若者たちが鈴木師に握手を求め、自分の聖書にサインをしてもらっていました。予定された刑務所とは異なる計画を主が示されたことを通して、神がこうした若者に対しての宣教を導かれたことを感謝しました。

元マフィアとともに

 鈴木師はまた聖書学校に於いても救いの証とメッセージを語られました。聖書学校の神学生の約半数は元マフィア出身である事も有り、多くの者は深く共感しながら、鈴木師を通して働かれている神の不思議な導きを知り、主をほめたたえていました。「次回は日本からミッション・バラバのメンバーを連れて再び訪問します。」という鈴木師の言葉に皆が励ましと次回への期待を表していました。


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